2012年11月10日土曜日

ますぶち 秋のいもにキャンプ(二日目)

おはようございます!
外のテントで起きた子どもたちも朝からとても元気に走り回っていました。
 
テントの脇で寝袋でビバーク(野宿、テントなしで寝る)をしていたみいらも凍ったりせずに無事でした(笑)
 
さぁ、元気に起きたら朝ごはんの準備!の前に、にわとりさんから卵をいただくことに。
いつもお世話になっている寛一さんのお宅へ朝のお散歩に出かけました。
 
その間におとうさんたちとみいらで火おこしや朝食の下ごしらえを済ませます。
 
 
 

今朝のメニューはみんなの希望による“ぐるぐる棒パン”あらかじめ捏ねた生地をひとりずつ伸ばして木の枝に巻きつけます。
 
 
 


巻き付ける太さや長さは自由。みんなの個性が光ります




 
さぁ、どのパンが一番おいしく焼けるかな?













 キレイに焼くための工夫も光りました。



 
パン以外には昨日のナイトハイクでお母さんたちが収穫してきた“ミズの実”や寛一さんがとらせてくださったミニトマト、一晩寝かせた芋煮の洋風スープ、もちろん朝どり卵の大きなオムレツです。
 
 
 
 









食卓の準備もできました


 
無事にパンも焼けてみんなでいただきます!!
朝から「おいしい!」連発でした。


さぁ、朝ごはんを食べたら雨が降ってくる前にテントの撤収!!


ひっくり返して干したりたたんだり。






 
 

それからソバの実摘みも体験させていただくことに
 
 
それからみんなで華足寺の秋の大祭を見学にお散歩
地元鱒淵伝統のお祭りです。馬頭観音への供物のお供えの儀式と祈祷が行われます。
行ったついでに菩提樹の大銀杏から銀杏のお土産もいただいてきました。
 
 
 

 
お腹を空かせて帰ってくるとお昼です。これまたみんなのリクエストでカレー!
 
しかも今回は“秋”ということでさといも、サツマイモ、じゃがいものトリプルいもカレー!!
そこにおまけでみいら特製ダレに一晩漬けたタンドリーチキンが添えられます。
 
 
お昼ちょっと前から降り始めた雨を避けながら調理を済ませ、みんなで最後の食事をいただきました。
 
 
辛いカレーが苦手というあきらちゃんが食べやすいように甘口のカレーをさらに隠し味でまろやかに仕上げました。さらに実は、そこにちょっとスパイスを利かせたので大人も美味しくいただけました。


最後までみんなでにぎやかに過ごして解散の時間です。


あっという間に解散の時間となり、後ろ髪をひかれながらみんなとお別れしました。




今シーズンのキャンプは今回で最後。
次に開催するのは4月の予定です。昨年の夏休みからスタートしたこのキャンプ。
今シーズンはなかなか人数が集まらず、少人数での実施が続きましたが、少しづつでも鱒淵の自然や伝統を体感できるプログラムとしていつでも里帰り気分で続けていけたらと思っています。
地元の方がたにも支えていただきながらではありますが、来シーズンはもっとにぎやかにたくさんの笑顔が交わせることをいのりつつ。


被災地の近隣で行うキャンプとして、被災した方々のリフレッシュの場や以前のような素敵な自然と触れ合える場としても目指しています。参加費はいただいていますが、運営に関わる最低限の金額で、今後も続けていく所存です。
少しでも多くの方に息抜きの場として、交流の場として、こども・大人に関わらず学びの場として細々とですが実施していきます。

今シーズンご参加くださった皆様はもちろん、鱒淵の皆様をはじめいろいろな形でサポートしてくださった皆様、昨シーズンに参加してくださった皆様、参加はしていないけど見守ってくださった皆様たくさんの方がたに心より感謝しております。

今後ともお気軽に感想やアドバイスなどいただけるとありがたいです。

来シーズンの夏は歌津てんぐのヤマ学校と共催で中長期キャンプも計画中です。
ぜひ皆様とまたお会いできることを楽しみにしております。



RQますぶちキャンププロジェクト  チームリーダー 水村昌司(みいら)

2012年11月3日土曜日

ますぶち 秋のいもにキャンプ(一日目)

鱒淵の山々もやっとこ色づきはじめ、紅葉はこれから。
 
そんな東北の秋の風物詩と言えば??
 
 
 
 
 
 
 
そう、芋煮です。
 
宮城や山形で芋煮を知らない人はいないと言われるほど超ポピュラーな風物詩
 
それが "I MO NI !"
 
関東でいうと河原でバーベキューというようなイメージで、河原で芋煮が正しい秋の過ごし方。
とまで言われるほど(本当に言われてるのか?)
 
ということで、秋のますぶちキャンプのテーマは芋煮!!
 
 
 
 
まずはみんなで生活づくり。子どもたち+スタッフが寝るテントをみんなで立てます。
晩秋ともいえるこの時期の寒さをしのぐべく、生活準備をみんなでしました。
 
 
さぁ、準備万端。今度は食材調達です。
いつもお世話になっている鱒淵のお父さんの一人、小野寺さん(通称ネコ寺さん)の畑に芋を掘らせてもらいに出かけました。里芋をいただく予定が、サツマイモも「かぁねぇか?」(食わないか?)とのお言葉に甘えて掘りました!
 
大漁のお芋たち
 
 
大きなお芋が隠れてました
 
 
 
 
キノコ名人からキノコの講義。普段見ることのないキノコばかりでお父さんお母さんは興味津々。
 
 
 
 
そんな大人をよそに子どもたちは猫に夢中(笑)
 
 
 
 
小野寺さんからお芋をたくさんいただき、キャンプ場に戻りました。早速芋煮の準備です。
子どもたちが川で泥を落としてお母さんたちの元へ。
 
 
たくさんの里芋のおかげで美味しそうな芋煮が出来ました。途中、小泉チームのにしどんが応援に。残念ながら芋煮を食べずに帰っちゃいました。
 
 
 
さぁ、いただきます!!
美味しい芋煮に鱒淵の美味しい新米!
子どもたちもどんどん箸がすすみました。
 
 
 
 
 
小野寺さんや源さんご夫婦、佐藤さんが芋煮パーティに遊びに来てくれました。
地元の方がたがこうして来てくださるのも鱒淵の魅力です。
 
 
 
 
あ、おいちゃんも!他にもくりの木チームが遊びに来てくれたりとにぎやかにうれしい来客でした。
最後はみんな食卓を離れたき火のそばへ。
やはりみんな火が好きなんだな~。
 
って、暖をもとめてか(笑)
 
 
地元の方が帰った後、興奮冷めやらぬ子どもたちを夜の森に連れ出しました。
及甚の森へナイトハイクです。子どもたちは途中で「怖いから帰ろう」なんて言っていましたが、少しの時間を森で過ごした後は、子供二人だけで森から帰ることが出来るほど。さすがです。
 
 
満月の木漏れ日が輝く素敵な夜の森の体験でした。
 
 
 
子どもたちはテントに入り、少しの間にぎやかでしたが、少しするとふっと火が消えたように静かになりました。
 
 
お父さんお母さんの方が遅くまで外でたき火に当たりながら過ごしていました。
 
こういう時間も素敵ですね。とてもいい夜でした。
 
 
オヤスミナサイ。
 

2012年9月21日金曜日

気付けばもう秋

ただいま、告知チラシを作成中ですが、一足早くお知らせします。


この秋もますぶちキャンプ実施いたします!!


その名も秋の芋煮キャンプ!


東北の秋と言えば芋煮!と言っても過言ではありません。

そんな芋煮でキャンプです。

みんなで芋煮!調子に乗って芋煮ファイヤー?!


あとは昨年に引き続き秋の実りのぎんなん拾いも行っちゃいます。


そんな秋の芋煮キャンプ、いかがですか?



『秋!実りの芋煮キャンプ』


豊かな自然の里山で“秋のみのり”を五感で感じてみませんか?
東北の秋といえば「芋煮会」!!おいしい芋煮で夜は“芋煮ファイヤー!!!”
自然の中で力強く生き抜くスキルを身に着けながら秋の実りをおいしくいただきましょう!

<子どもだけでも、親子でも、大人だけでも参加可能!里山の秋を堪能のキャンプです>

■日時:10月27日()1028日() 12

■参加対象:単独参加→小学生~大人
家族参加→4歳以上のお子様とそのご家族

■定員:20

■参加費:単独参加 子ども(小学一年生~高校生) 10,000
          大人             10,000
     家族参加 親子2名           15,000
          追加子ども           3,000
          追加大人            5,000
※参加費内訳:期間中の食費、保険代、宿泊代(寝袋レンタル代含む)、プログラム費用

■会場:登米市東和町米川字鱒淵 及甚とゲンジボタル交流館

■集合:1027日(土)  1300 及甚とゲンジボタル交流館
■解散:1028日(日)  1400 及甚とゲンジボタル交流館

■主催:RQ鱒淵キャンププロジェクトチーム
■共催:パーソナルネイチャーガイド自遊庵

■お申込みの方法
RQ鱒淵キャンププロジェクトチームまでE-mail、電話などで直接ご連絡ください。
また、ご参加者の氏名、年齢、連絡先、住所をお知らせください。

■お申込み・お問い合わせ先
RQ鱒淵キャンププロジェクトチーム
埼玉県所沢市上新井2-33-31-103 自遊庵内
E-mail rqcamp.info@gmail.com
ブログ http://rqcamp.blogspot.jp/
携帯 090-4844-0407

2012年9月5日水曜日

里帰りキャンプ(4日目)

夏のキャンプからあっという間にもう一ヶ月。早いものです。
そんな夏休みの思い出、4日目、最終日です。


昨日の大雨で被害を受けたスタッフは昨夜はビバーク。
えいちゃんは生き残ったテントでスヤスヤ。

もちろんみんなして朝は寝坊です(笑)


それなのに今朝のメニューは「餃子」

ここでなぜか宇都宮名物の餃子ですよ。もちろんタネを作って包むところからですよ。


朝から…



なのにメニューを決めた張本人は起きてこない!!


スタッフ3人でガンガン包みまくりました。


そしてできたのがコレ!




                         
                           漢の朝餃子!!


隠し味もたっぷりです(笑)







 


寝坊王子は眠そうにしながらもバクバク食べていました。




そして、本日のプログラムは、“撤収”



テントを干したり、荷物を片づけたり、川遊びをしたり…



あれ?!



あまりの暑さにみいらが昼食づくりをしている中、なぜか川遊び隊が結成されました。




 
水の掛け合い?!
 
 
 
 
 

 
なんだ?この雰囲気???
 
 
 
 
 
 
 
大変です!路上に行き倒れ発見!!
 
 
 

 
太陽熱は素晴らしいエコエネルギーですね。
 
 
 
 
 

 
という中で、料理人の後姿…
 
 
 
 
お昼は近所に住むすずさんも混ざってBBQ!!
 
 
「バーベキュー」ならぬ、「バイバイキュー」(命名:王子)ということで食べまくりました。
 
 
 
昨年の夏と違い、とてもこじんまりとしたキャンプでしたが、その分とても濃密で、思い切り遊ぶというだけでなく、人と人との関わりを大切にしたり、自分たちで考えて生活するということや、自然環境の中という条件の限られた状態で工夫をしながら快適に暮らすすべを身に着けるというところをよりクローズアップしてできたような気がします。

僕らの活動が少しでも多くの子どもたちに“生きる力”やかけがえのない“仲間とのつながり”を築く助けとなったらと願っています。


次は10月!宮城の秋と言えば「芋煮会」!
今年の秋はみんなで芋煮会&キャンプという形で開催したいと思います。
親子参加もちろん大歓迎!

2012年8月22日水曜日

里帰りキャンプ(3日目)

鱒淵の里帰りも後半戦となりました。
スタッフとマンツーマン(?)となったえいちゃんはどう過ごすのでしょうか?

そんな朝はホットケーキ作りから始まりました。





慎重に生地を流して形にこだわります!






                                                          満足のデキだったのかいい顔いただきました!




午前の活動は竹細工作り。さぁ、一本の竹からどんな作品が生まれるのでしょうか⁈




手つきも随分慣れてきました。
自分のイメージしたものを形にするため、細部までのこだわりが見られます。




出来上がった作品がコレ!タケリョーシカ(中央)とコロコロさん(右下)
文字通り、竹のマトリョーシカで、竹の内側にピッタリと入るようにサイズ調整され、
見事な作品でした。しかも顔が何ともかわいい!



そんなさわやかな日でしたが・・・




突然の雷雨に襲われ、一時避難。
雷雨だけならやり過ごせばと、テントサイトを見ると、テントが風でひっくり返ってる!!
ここまでの風が吹くとは予想以上です。
急いでテントをたたみ、避難しなおしました。
そんなこんなでみんなビショビショ(笑)


やんでしまえば気持ちの良いお天気


水も滴るいい男たち?!


 

急いで車に回収したテント。
もう一度立て直さないと!!



きつねにつままれたかのように穏やかな天気


あまりにも身体が冷えたので、この日は急きょ温泉に行くことにしました。
明日は最終日、3日間の汚れを落とすにもちょうどいいでしょう。
身体を温めに行ったはずなのにえいちゃんはなぜか水風呂に・・・
川でよかったか?!

温泉から帰ると夕食の準備。

最後の夜は自分で寝たいと思う時間まで起きてていいことにしたので、
男4人で夜更かししちゃいました。


 

2012年8月14日火曜日

ますぶち里帰りキャンプ(2日目)

ちょっと間が空いてしまいましたが、キャンプ2日目の様子です。



二日目の朝は朝からパン作り!

RQキャンプでは恒例(?)の棒パンです。
生地をこねて、人数分に分けたら思い思いに棒に巻いて焼いちゃいます!!



美味しい生地に育ったかなぁ?






お父さん、誰よりも美味しく!!こだわりのパン作りでした。






焼いて焼いて…




 


完成!!いつの間にかおかずまでできてました。






いただきます!!!



前半戦土日だけで帰ってしまうご家族はテントの撤収をして、解散までガッツリと遊びます。
今日の午前は、待ちに待った川遊び!!!


みいらとっておきの川遊びポイントまで沢歩きをしていきます。






川を歩いていくだけで発見がゴロゴロ転がってます。移動の時間も大冒険です。






さぁ、もうすぐ目的の地だぞ!




到着!!さっそくドボン!!最高です。






勢い余ったはっちゃんが、ダイブ!!




えいちゃんとダイキママがなにやら遊んでいます(笑)





川遊びの後はみんなでの最後の食事。ちょっとさみしそう。





帰るギリギリまで二人で遊んでいました。



 そして、ダイキくんファミリーが帰り、えいちゃんとスタッフ合計4名の生活が始まりました。
まずはこれからの食糧計画。メニューを決めて買い出しです。

本吉のスーパーに出向き、買い物をしたら、福引をさせてくれました。




結果は・・・?




今夜のメニューはスパイス効いたひき肉のキーマカレーです!!




確か昨夜もカレーだったような・・・



ま、細かいことは気にしません!
自分で考え、計画をして生活をする!



とっても美味しいカレーが出来上がりました。


一人テントになってしまったえいちゃんはちょっと寂しそうに夜を過ごしました。

しかし、自分と向き合い、考えて行動するこのキャンプとしてはとっても大事な時間です。




あと2日間、えいちゃんはどんなものを得て帰るのでしょうか?

2012年8月9日木曜日

ますぶち里帰りキャンプ(1日目)

夏休み、満喫してますか?!みいらです。
キャンプチームでは8月4日から4日間の鱒淵の里への里帰りをしてきました。


昨年は8月中5回のキャンプでのべ70人近くがにぎやかにキャンプをしたほたる交流館キャンプ場も今年はわずか4名と、残念ながら小規模でしたが、人数の少なさを逆に生かしたような濃い~いキャンプとなりました。


今回のスタッフはみいら、はっちゃん、のりじというキャンプチームきっての精鋭イケメン3人衆です!!


参加者は昨年の親子キャンプにも参加してくださったダイキくんファミリーと、昨夏、秋のきのこ、初夏のホタルと皆勤賞更新中の“えいちゃん”です。


今回は4日間の日程で、いつ参加するか自由に選べるため、ダイキくんファミリーは4・5日の1泊2日、えいちゃんはなんと3泊4日フルでの参加と日程も違います。

それぞれの里帰りはどんな思い出ができたのでしょうか?
みいらにとっても1か月ぶりの里帰り。4日間はあっという間でした。
あっという間だったけど、みんなで過ごした時間はとっても楽しくて、充実していました。


もちろん、ずっと楽しいだけの時間だったわけではありませんが、僕らが“こうしよう!”とか“今回はこういう経験をしてください”と決まったメニューをこなすのではなく、集まったメンバーによってどんなキャンプにしていくのか考えて、相談して過ごします。
キャンプというと遊びのイメージが強いかもしれませんが、自分の力を最大限に出して生活をすることが第一歩。自由だけどもその分、きちんと仲間のことも考える。生きるってことを考えることが一番大切なプログラムです。

みんなで裸になって一緒に過ごした4日間を皆さんにちょっとだけご紹介します。




そんな初日はまず生活づくり!!






自分たちの使うテントを立てます。
といいながらスタッフ用テント立てを手伝ってくれてます(笑)
奥の小さいテントがえいちゃん専用、今回は贅沢ソロテントです









出来上がったテントの中ではなにやら…?
“あしたのために、その一”(笑)




それからみんなで竹を切りだしてきて、思い思いの節を使ってこんなものも作ってみました。



ますぶちキャンプではおなじみの竹コップとお箸
今回は模様を入れたり、名前を彫ったりと独創的
こだわりの作品が出来上がりました!!


 横たわっている竹は????








このあと火にかけられています。
そう、実はこれ竹筒ご飯に挑戦したんです。





 

そしてはっちゃんが一人でにらめっこ?!
これは今回の秘密兵器、手作り燻製器
はんぺんに卵にチーズなど大好評でした。








夕食が出来上がる頃には日が暮れて幻想的な空








今夜はスープカレーと…



この日誕生日だったダイキくんに
みいらから桃の寒天ゼリーでお祝い!
誕生日おめでとう!!





それから明日の予定決めをみんなでしてオヤスミナサイ。


寝付けない大人は少しだけ夜更かしタイムでしたが、虫の声を聴きながら贅沢な時間でした。



※今回の里帰りキャンプはRQ災害教育センターの協力のもと、一部に赤い羽根募金会の助成を受けて実施いたしました。